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リオ・マヨから約6キロの牧場で、舌、目、耳などの組織が失われた状態で発見された。
アルデア・アペレグの住民が夜空を動く光を撮影。ほかにも周辺での目撃証言が寄せられた。
遺体は死後しばらく経過し、乾燥による収縮と腐肉食動物などの作用だと説明した。
事件の中心にあるのは、現場を熟知する飼い主の「通常の死に方ではない」という証言と、警察による「自然な死後変化」という説明の食い違いだ。公開情報では獣医師による解剖結果が示されておらず、死因と組織欠損の過程をどこまで確認できたのかは分からない。
舌、目、耳——5頭に異なる組織欠損
発見場所は、チュブ州リオ・マヨから約6キロ離れた農場「ラ・ルシア」。所有者のフランシスコ・キロドランは、成馬5頭、内訳は雄2頭と雌3頭を相次いで発見した。
地元紙Diario Jornadaの取材に対し、キロドランは舌、目、耳、顎、首の一部、内臓や雌馬の生殖器周辺など、動物ごとに異なる部分が失われていたと説明した。血がほとんど見当たらず、強い腐敗臭もなく、通常見られるような食害の痕跡とも違って見えたという。
キロドランは32歳で、牧場で育ち、父や周囲の牧場関係者にも写真を見せたが、同じ状態を見たことがないと語った。切断面について「レーザーで切られたよう」と表現しているが、これは現場を見た本人の印象であり、使用された道具や熱作用が確認されたという意味ではない。
夜空を動く二つの光
馬の発見が報じられた後、リオ・マヨの北西にあるアルデア・アペレグで、二つの光が夜空を移動する映像が公開された。地元メディアは、光が互いに動いた後に見えなくなったと伝えている。映像は住民が撮影し、Info Patagoniaを通じて拡散された。
キロドランのもとには、発見の10〜15日前にも、近くのミネラルウォーター工場へ向かう人々が「尾を引く皿のような光」を見たという話が寄せられた。撮影しようと車を降りると消えたというが、この目撃の写真や映像は公開されていない。
アルデア・アペレグの映像に写った光の正体は判明していない。ただし、撮影地点と牧場の厳密な位置関係、撮影時刻、方位、撮影機器の情報は公開資料だけでは十分に確認できない。光の映像が存在することと、光が馬の死亡に関与したことは別の問題である。
警察「乾燥と腐肉食動物によるもの」
事件が広く報じられると、チュブ州警察は職権で現場を確認した。コモドロ・リバダビア地域警察のクリスティアン・ムレロ署長は、遺体は死後かなりの時間が経過しており、不審者、家畜泥棒、刃物による穿孔など外部犯行を示す痕跡は見つからなかったと説明している。
ムレロ署長によれば、強い日差し、風、脱水によって皮膚は乾いて骨の上で収縮する。さらに目、舌、耳、生殖器周辺などの柔らかく湿った組織は、腐肉食動物、猛禽類、昆虫に最初に食べられやすい。5頭が近い時期に死んだ理由については、厳しい気候、水や牧草の不足、あるいは同じ場所で食べたものの影響が考えられるとした。
この説明は、遺体の見た目に自然な過程を当てはめるものとして有力だ。一方、報道で確認できる範囲では、5頭それぞれの死因を示す解剖報告、毒物検査、死亡推定時刻、組織の顕微鏡検査などは公表されていない。
「自然な食害」か「選択的な切断」か
9月4日には、UFO研究家のセルヒオ・ソリアが地元メディアの取材に応じ、警察の説明に反論した。牧場経験の長いキロドランが通常の捕食や腐肉食を見分けられないとは考えにくく、特定の軟部組織だけが失われている点は過去の家畜切断事例と似ていると主張している。
ただし、ソリアが「遺伝子実験」と結びつけた見解は、今回の現場から得られた検査結果に基づくものではない。警察側と研究家側のどちらの説明も、公開された獣医学的データによって最終確定された状態ではない。
この事件を前進させるのは、印象の強さではなく、各遺体の解剖、切断面の組織検査、周囲の足跡や昆虫活動の記録、光の元映像の撮影データだ。これらが公開されれば、自然な死後変化と人為的・未知の要因を具体的に比較できる。
確認できること/確認できないこと
確認できること:リオ・マヨ近郊で馬5頭が死亡し、複数の軟部組織が失われた状態で発見された。アルデア・アペレグでは二つの光を撮影した映像が公開され、警察は現場確認後、乾燥と腐肉食動物などによる自然な死後変化との見方を示した。
確認できないこと:光が馬の死亡や組織欠損に関係したこと、光の正体、5頭それぞれの正確な死因は確認されていない。公開情報では、獣医解剖や毒物・組織検査の結果も確認できない。
運営者の見方
謎の光と異様な遺体が同じ地域で続けば、両者を結びつけたくなるのは自然だ。今回の映像は事件を知る強い入口になる。ただし、光と5頭の間を結ぶ具体的な証拠はまだなく、そこは断定せずに追う必要がある。
同時に、警察が自然要因を挙げたことで事件が完全に終わったとも言い切れない。現場経験を持つ飼い主が強い違和感を訴え、5頭が近い範囲で死亡した以上、判断の根拠となった写真、検査、獣医所見をもう少し具体的に示してほしい。
次に注目したいのは、正式な解剖が行われるか、光の元映像と撮影条件が公開されるか、近隣で同様の事例が続くかだ。自然な死後変化なら、その過程を記録すること自体が、今後の「家畜切断」騒動を冷静に判断する重要な資料になる。
参照資料
記事公開日:2026年9月4日
情報源区分:B=Diario Jornada、Real Chubut、LM Neuquénの現地報道/C=UFO研究家による専門的見解